このブログについて

2011年5月25日 (水)

はじめに

このブログは、明治時代の仙台の市民生活を、当時を記録する
さまざまな媒体からうかびあがらせてみようという私自身の試み
から始まっています。


仙台で歴史というとまず思い出されるのが「伊達政宗」、そして
藩政時代だったりします。
たしかに戦国時代、そして江戸時代は私たち現代人の興味をそそる
劇的な時代だったかもしれません。しかし、何百年も続いてきた世の中の
仕組みが短い期間で激変、今まで未知であった文化が怒涛の如く 流入し、
海外に開かれたと思ったのもつかの間、今度はそれらを相手に渡り合うことを
余儀なくされた 明治時代もかなり劇的な時代です。


また明治時代というと明治維新、新撰組とか薩摩とか歴史の教科書に出てくる
ような人物が 取上げられがちですが、この激動の時代にいわゆる市井の人々も
当然いて、それらの人々が 淡々と日常を送っていたということも事実です。


明治時代の市民生活について書かれた本はたしかに数多く存在します。
しかしそれは大政奉還に よって政治の中心となった所為もあるかと思いますが、
大半が当時東亰(とうけい)と呼ばれていた 東京の人たちの生活です。
でも、それ以外の地域においても、あたりまえではありますが、たしかに
普通の人たちの暮らしが ありました。もちろん仙台でも、です。


私がこのブログを始めるに至った経緯は、当時大学院生であった私が
調査の為に「仕方なく」 明治時代の地方紙を渉猟したことに端を発します。

目的のデータを探してこれらの新聞を追っているうちに、当時起きた事件、
生活がしのばれるような 記事の多くがあまりにも面白く、自身の研究とは
関係ないものの、これをこのまま埋没させてしまうには 惜しいと思われた
記事をブログ『仙台 明治の断片』にまとめ、興味深いいくつかの事柄については、
所属する郷土史系の研究会の会誌に掲載させていただきましたが、
まだまだ紹介しきれない話は山ほどあり、会誌ではどうしても
読者が限られ、またネタに制限もあるため、それらの、やはり埋没させてしまうには
惜しい話を、ここに書かせていただこうと思った次第であります。


最後に。当ブログで話題とする明治時代は、おおむね仙台に
市制が施行された頃、つまり 明治20年前後を対象としています。
明治時代45年間の丁度真ん中あたりであり、この頃は市制施行を始めとして
鉄道開通、電信の普及など、仙台の近代化において一番テンションの高かったと
思われる時代だからです。


それでは、百二十年前の仙台の街へ。
皆様、おつきあいの程よろしくお願いいたします。

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